診療科ごとに異なる看護師の適性

看護師の仕事は、職場によって大きく必須スキルが違います。診療科によっても、求められる性格に違いがあります。

まず外科は、内臓や皮膚の治療に対応しています。脳外科や心臓外科も広い範囲の外科になります。整形外科は骨、関節とその周囲の筋肉など運動器の部分が対象です。

外科・整形外科は共に手術の治療がメインとなるため、慢性病になる割合は少なく、どちらかと言えば急性期系の診療科といえます。治療効果が早く表れ、しかも目で見てわかることが多い職場です。こういった職場では、咄嗟の判断力やはっきりした言動ができる人が向いています。あまり物事に動揺しないメンタルの強さも必要になります。

内科は内臓の病気に対し、服薬治療をする診療科です。緊急の事例もありますが、慢性事例が圧倒的に多い診療科です。内科にも消化器内科、泌尿器科、循環器内科、脳神経内科などがあります。外科的治療ののちに内科に移行したり、内科で治療中に急変で外科に移行することもあります。

慢性期の職場では日ごろから患者の様子をよく観察したり、こまめなバイタルチェックが必要になってきます。そのため、患者と長期的に関わって細かく観察する能力がある人に向いています。

また、小児科は子どもの疾患全般を治療する診療科です。内科部分と外科部分があり外科部分は急性期系の職場になります。内科は慢性的な要素が大きいと思われがちですが、子どもは病気の進行が速いため急性期のような対応になるケースも少なくありません。咄嗟の判断力と細かい観察眼が必要であり、特に子どもと関わることが好きかどうかという点は重要な部分です。

精神科は慢性期の患者が多い職場です。患者が不穏になり、時には取り乱すこともあります。精神病院は体力と強い精神力が必要とされる現場であるため、男性看護師が最も多く所属しています。